B級ラジオを作っちゃえー その1

カートン・ラジオ

B級ラジオには、深いアイロニーやレトリックやシンボリズムは不要だ。という以上に邪魔ですらある。ひたすらチープな外見、そして軽い笑いを引き起こしてナンボの世界。
そうであるなら、ある程度のコレクションができた暁には、B級ラジオを自分で作っちゃえという発想が出てくる。これが自然な流れでありましょう。(うーーん、そこまで屁理屈言わな始められんか・・・-_-;)
さて、身の回りの生活アイテムを使ってのラジオ製作、第1弾は牛乳や清涼飲料水のカートンを使ったもの。

まずは完成したものをご披露しよう。

こんなカートンだったら、台所の片隅や道端にでも落ちている。トイレットペーパーになるまで、10回以上もリサイクルが可能なしっかりとした繊維が含まれていると言われている。まさに、ラジオの筐体にはぴったりな素材なのだ。

ラジオ本体は、あまり手間隙かけたくないので、展示室でご紹介したダイソーの100円ラジオを活用させてもらうことにする。ラジオをカートンに放り込んでそのまま終わりでは、あまりにも芸がないので、スピーカーで聞けるように少しばかり改造を加える。ハンダ付けが苦手だという方は、イヤフォンラジオのまま使おう。

▼1 まずカートン内部をよく洗い乾燥させる。

▼2 100円ラジオをそのままパックの内側に貼り付ける予定なので、バリコンのシャフトと、ボリュームのつまみが出てくる穴をカッターで開けておく

バリコンのシャフトは短いので、アクリルのパイプを接着剤でつけて延長しておくとよいだろう。

▼3 ミニアンプを用意する。今回は東芝のTA7368Pという安価なICを使って自作した。3Vで動作するアンプならなんでもOK。
アンプは電源と入力を本体からもらってくる。(本体の接合部はこちら) また出力部には小型スピーカをつないでおく。

▼4 右写真のようなセットが出来たらカートンの中にセット。ラジオ本体は両面粘着テープで正面裏側に貼り付け、アンプとスピーカーは無造作にパックに押し込む。アンプやスピーカーが中で動き回らないように、脱脂綿などを軽く詰め込んで押さえとしよう。

▼5 カートンの屋根を木工ボンドで貼り付けて閉じる。

というわけで、アンプ作りをするとちょっと手間だが、それでも2,3時間もあれば完成!

うーん、うっとり・・・「午後の歌謡曲」が快適に流れておりますなぁ。

ところで、ここで致命的な欠陥に気付いた。
  「電池が切れたらどうするのか?」
カートンの上部をチャックのようなもので開閉できればよいのだが・・・

この欠陥克服のために、2号機からは屋根に太陽電池を背おわせ、電池交換をしなくてよくなっている。文字通り、環境にやさしいエコ・ラジオに成長したわけ。でも、ここまで来るとB級の域を超えているような気がしないでもない・・・。