US Military御用達
真空管試験機 TV-7/U

ノベルティーラジオが急速にそのバリエーションを広げたのは、ラジオ用の増幅素子が真空管からトランジスターに100%シフトしてからのことである。それまでのラジオは一家に一台、いまのテレビよりもはるかに珍重されていた。
館長の記憶の最深部にある風景・・・それは木製の箱に入ったラヂオが箪笥(タンス)の最上段に置かれ、小さな神棚の隣で威風堂々と鳴っている御姿である。「君の名は」なんてラジオドラマの全盛期でもあった、

こんな時代にラジオをおもちゃとしてもてあそぼうなどという発想はわかなかったに違いない。もしそんなことをしたら神様のバチがあたっただろう。実際、真空管式のノベルティーラジオというものを直接手にしたことがない。

しかし、かつてのラジオ王国=アメリカにはそれがごまんとあるのだ。時計とセットのもの、宝石箱やオルゴールが一緒になったもの、真っ赤なプラスチックボディーに CocaCola と白抜ききされた広告塔ラジオ etc etc。

いつかそういうものが手に入った時のために真空管の収集もしているが、「タマちゃん」達が生きているかどうかをテストするために、真空管試験機を手に入れた。(購入の動機がチトおかしいのかもしれないね。普通こんなものを持っているのは、アンティークラジオの専門家か、管球アンプの超マニアか、ラジデパのおやじぐらいのものだろうから・・・) 

アメリカの軍隊仕様で、とにかく頑丈。地雷に吹っ飛ばされても「何がぁ?」みたいな顔をして黙々と働き続けなきゃいけない。「めったに出ない極上美品」ということで購入したが、それはあくまで軍規格(感覚)での話、これだけ美しければ、激レアものなのだ。

主な測定項目は、電極が中でショートしていないか、空気が入っていないか、フィラメントがつくか、増幅作用が維持できているかの四点。最後の項目は「Gmの計測」というが、これがメーターから直接読み取れるスグレものである。

TV-7にはいくつかの種類があるが、これは元祖のタイプで、シリーズ中でももっともしっかりと作ってある。おそらく1950年代のものに違いない。「君の名は」が流行った頃にはもう働いていたのだ。


Study more about TV−7 !! (日本語による解説サイトのみ)



 ★ JA8JPO 山田氏のページ ・・・・ TV-7入門者でも、ここの解説を読めば即操作可能、私もお世話になりました。

  JA1VBN's TV-7 Tube Tester ・・・・ TV-7 レストア記など参考になることが多い。

  林氏 「日本の古いラジオ」より ・・・・ TV-7関係だけでもこれ以上のサイトは無い?! ルートから見て欲しい。

  JA3KEV's Homepage ・・・・ TV-2についてもマニュアル翻訳を交えて詳しい解説がある。

  内尾氏 「ラジオ工房」より ・・・・ 真空管試験機のみならず測定器がずらーり。ルートから見て欲しい。

 ★ 池内氏 "Vintage Radio Collections" より ・・・・ 写真を眺めるだけでもうっとりしますね。