おやじって何やろね・・・・

スプレー缶RADIO

【仕様】
AM/FM  単三電池2本使用
出生地 中国

親爺、おやじ、オヤジ・・・どんな文字表記が与えられようと、我々の世代にとって父親とは、大なり小なり、威厳憧れ恐れの対象であったものだ。それに値する人物かどうかが問題ではない。そういう存在が、家族という最も大切なミニ社会の、ど真ん中に据えられなければならなかったのだ。

そして現代・・・「オヤジ狩り」などという言葉が新聞を賑わせる時代・・・一家を支えるために汗みずくになって働いている父親達を、親の稼いだ金で遊びほうけている若者が、徒党を組んでは襲っているのだ。オヤジ達は、まるで映画「サルの惑星」で迫害される人間のように、無抵抗に逃げまどうだけだ。

オヤジ狩りは犯罪であり、法的にも処罰されるべきものだが、家庭の中ではどうなんだろう?このラジオのパッケージデザインが示すところによれば、オヤジとはとにかく「臭い存在」なのだそうだ。悪臭を放つ疎ましい存在には蓋をするか、強力な消臭スプレーでもって、しゅーっと一発「瞬間秒殺」「即効撃退」しなければならない。トイレに常備し、オヤジが用を足した後には必ず一吹きすべきなんだそうである。

元気なのはおかんだけ・・・・  

【特徴】
ラジオの性能も、現代の親父像と同様、まったく力のないものである。スプレー缶のキャップ部分がチューニングダイヤルになっているアイデアは良いとして・・・感度、音質とも、なげやりで、これでラジオを聴いても明日の元気が出てきたりはしないだろう。
「ジョークグッズ」という表記がしてあるが、ひょっとすると、これがつかの間の乾いた笑いのネタにしかならないほど、オヤジの地位は下がっているのかもしれないね。