なぜか人気のRADIOラジオ

民放連ラジオ委員会御用達
香港製 Model 20-1

【特徴】
内部を見てもわかるように、B級ラジオとしては第一世代のディスクリート(トランジスタ10石)ラジオだ。AM、FM中間周波増幅部には角型シールドコイルがずらっと並んでいて壮観だが、低周波アンプ部は手抜きで、パワートランジスタや出力トランスなどそれらしきディバイスが見えない。
Oの文字の上部に選局ダイヤル、右肩がボリュームになっている。感度、音質共に時代を感じさせる。

【仕様】
AM/FM  単三電池4本使用
出生地 香港
オールディスクリート
アナログチューニング、アナログボリューム
サイズ W250mm×H76mm×D70mm

Collector's Guide to
NOVELTY RADIOS Volume T,U より

Calligraphy (カリグラフィ) という芸術に触れてみると、たかだか26しかない文字をよくぞここまで・・・という感慨に浸ることができる。また、その限られた記号にしがみついてきた西欧人ならではの、文字をそのままオブジェにしてしまうという伝統にも気付く。
そう考えると、R・A・D・I・O の5文字で真っ向勝負を挑んできたこのラジオの存在も理解できるというものだ。

ところでこのデザイン、信じられないぐらいたくさんのバリエーションがある。Marty Bunis、Robert F.Breed共著の Collector's Guide to NOVELTY RADIOS の中にはVolume T、Uあわせて36の亜種が紹介されている。

さて、今回出展の真っ赤のラジオは、無地で企業名もないのでまったくのプロトタイプのように見える。唯一、裏面のパネルに民放連ラジオ委員会という文字が見える。ラジオ放送一般のキャンペーン目的に採用したのであろうか。

連盟のホームページで組織図を見ると、たしかに「ラジオ委員会」なるものがある。代表は文化放送の社長さんらしい。どうりで写真のような亜種も存在するわけだ。