見映えはHeavy級、音はFly級!

鉄アレイ型ラジオ
Nationa FF-103

筋力トレーニングに使う鉄アレイだが、この語源を知る人は意外に少ない。自称、英語の達人さんに尋ねると、鉄の array だとか alley だとかおっしゃることがあるが、実際、前者は「ずらっと並んだもの」、後者は「路地」の意味であり、どうも語源としてはハズレだ。そこいらをあまり問い詰めて、達人さんのプライドを傷つけたりしてはいけない。

鉄アレイの語源は、むしろ当て字っぽい「鉄亜鈴」に近い。もともと英語ではダンベル (dumbbell) というが、その前半 dumb を「唖」、後半 bell を「鈴」と直訳し、さらに「唖」が差別用語になるため、「亜鈴」にしたのだそうだ。なぜかカタカナで書かれることが多く、音も英語的な響きを持つので、外来語と勘違いされやすいのだろう。

さてさて、この鉄亜鈴型のラジオだが、一般市販されたのかどうかは不明である。握り部分に大きく「パルクス注」と書かれているので、医療関係者かお医者さんを対象に、販促ツールとしてばら撒かれたものかもしれない。
ちなみに「パルクス注」を web で調べてみると、「大正製薬から出されている有効成分アルプロスタジル(PGE1)の医薬品」で「末梢血管を拡げて血流量を増やし、血液が固まるのを防ぐ作用を持つ」特効薬(注射液?)らしい。

素人が聞いても、へーーと視線が空中を彷徨うだけなのだが、それでも、ラジオのボディーにでかでかと印刷してもらえるというのは、商品として売れ筋なのかもしれない。

【特徴】
B級ラジオの分類で言えば、懐中電灯型になる。鉄亜鈴の片方が大型のライトになっている。その反対側にラジオが収納されていて、ボリュームやチューニングつまみが円周部に配置されている。
感度、音質共に悪くはなく、実用性も高い。
単二電池3本が入っているとはいうものの、ダンベルとして使うほどの重量はない。トレーニングに使えるように鉛の錘でも入れておけば、パーフェクトだったのにねぇ・・・。

【仕様】
AMのみ 単三電池2本 (懐中電灯用に単二電池3本)
アナログ選局、アナログボリューム
出生地 Made in Japan 天下の松下電器製