口パク(ってか顎ガク)ラジオだって進化するのだ

ROCKING RADIO
RF8042

古今東西、骸骨君は人々に忌み嫌われてきたし、一部の悪魔教や秘密結社の旗印に使われる以外、彼をお友達として扱う文化があったとは思えない。それは骸骨が、人間がもっとも避けたいと願っている「死」、つまり自己の消滅をイメージさせるからなのだろう。

この恐怖のシンボルを、ラジオのデザインにしてしまう人たちがいて、それをヒップホップやお笑い番組を聴く道具にしている人たちが存在する時代、それが現代なのだ。
骸骨よりも恐ろしいものがいくらでもあるよというパロディーだと考えると、音にあわせて顎をカタカタ言わせている骸骨君が、なんとも可愛いく見えてくるから不思議なものだ。

【特徴】
いわゆる口パク系ラジオの最新モデルであり、可動部の動きもスムーズになった。カチャカチャという感じではなく、ゴトゴトとやや重厚感のある音を発する。顎にやや質量が持たせてあるので、顎の動きに応じて頭全体が前後に揺れる。音量に応じて緑色の目が怪しく光る。
この可動部にかなりの電力を食うようなので、通常は本体後ろにあるモーションスイッチをOFFにしておく方がよいだろう。
ボリュームや、スイッチ類にもスケルトンのデザインがしてあって、なかなか芸が細かい。

ラジオとしては、感度も良い方で実用性がある。ただ音質は誉められたものではなく、ステファン・グラッペリのバイオリンなんかが流れると顎がキーキーとヒステリックな音を発する。
まだこの世に未練を残しているのかもしれない。

【仕様】
FM(箱には88〜108MHz、入手したものは国内バンド仕様)
ツーボタンチューニング
SP式  単三電池  3個使用
出生地 中国

顎の可動部分

骸骨さんがどのように顎を動かしておられるのか気になって分解してみた。原理は こちら でご紹介したのと同じようにモーターでワイヤを巻き上げたり戻したりする形式。回転盤に錘がついていて、戻りもスムーズだ。

お仲間の皆様