カメラに入ると、なおイイね・・・

KODAK
フィルムパトローネラジオ

カシオのQV-10というデジカメがこの世に出たのが1994年の末・・・オモチャのようなこの1台が、100年以上続いたフィルムカメラの歴史に「引導」を渡すことになろうとは、何処の誰が想像しただろうか。

かくして、永らく親しんできた銀塩フィルムは、CDに蹴散らされて華やかな舞台からひっそりと去り、骨董品屋の隅っこに置かれることになったLPレコードと同じ運命を辿るのであろう。

考えてみればラジオだって「明日は我が身」。ラジオ的なものは生き残るだろうが、ノイズ混じりのAM放送を楽しむなんていう風情は、いずれ「古き良き時代」の想い出になってしまうだろう。

そんなラジオとフィルムが、互いの悲哀を慰め合うかのように同じ筐体に収まった。結ばれるべきものが合体して、束の間の幸せを奏でておりますなぁ・・・。

【特徴】
結構デカイ筐体だ。(上写真参照) できることなら実物のフィルムパトローネにラジオを組み込んでほしかったね。間違えてカメラに入れた人が、内部から音が聞えてびっくり仰天・・・なんて展開ね。
音質、感度共ラジオとしての性能は悪くはない。円筒の上部に比較的大きなスピーカーが入っている。筒の両脇にボリューム兼電源スイッチとチューニングダイヤルがある。周波数表示のないただの円盤がついているだけだが、選局しにくいという程でもない。

ラジオが入っていた化粧箱を見ると、KodakのGOLDだけではなく、FUJI FILM SUPER HR バージョンもあることがわかる。コレクターとしてはやはり両方持っていたいという気にさせられる。

【仕様】
AM/FM 006P電池1個使用
出生地 不明 雰囲気からするとやはり・・・

箱の写真のKodak版は
スピーカーが側面に
ついているバージョンだ