なんでラクダなんやろ?・・・

CAMEL FMラジオ

【仕様】
AM/FM 単四電池2個使用
出生地 不明

【特徴】
外観はタバコのパッケージにかなり忠実に作ってある。イヤフォン穴がなければ、ちょいと一本拝借しようという輩が、蓋をこじ開けようとするかもしれない。開けてびっくり玉手箱、ラジオのダイヤルが出てくるという仕掛けだ。スイッチやボリュームなどもこの段階で顔を出すことになる。
ラジオとしての性能は典型的なBクラスで、「表皮がすべて」というB級ラジオのプロパティを100%満たしておりますな。

商品をこの世に送り出そうとするとき、我々はそのネーミングに結構苦労するものだ。斑点があるから「ブチ」、ボディーが黒いから「クロちゃん」なんて我家のワンちゃんみたいに安直にはいかない。
それによって売上が決定されてしまうことが常識のように感じられるから、いかにいいイメージを喚起する名前をつけようかと考えあぐねるわけね。

ネーミングとは不思議なもので、本質を形容するものがヒットするとは限らない。ぜんぜん関係のない方がうまくいく場合もあるし、少なくとも、あまり「そのまんま」とか、「こうありたい」みたいなネーミングは逆効果だ。また抽象性が高すぎても、低すぎてもいけないのだ。

商品はいったん日常生活に溶け込んでしまえば、その名前が本来意味するものなどほとんど意識されなくなる。名前は一人歩きするようになり、文字通り「記号」として機能する。要はネーミングで悩む必要などないというわけだ。

このタバコの名付け親も、きっとそう悟っていたに違いない。トルコ産の葉っぱ=ラクダのイメージ・・・はい、それで決まり!・・・と。
そういえば、タバコにはラーク(ひばり)とか、古くはゴールデンバット(金色蝙蝠)とかいうのもあったね。